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神さまのお遣い

乾いた田んぼが続く景色の中を、考えごとをしながら歩いていた散歩の道中。
「ああなのかなぁ、こうなのかなぁ」と思うところが頭をめぐる、そんなとき、いきなり視界に目を見張るものが現れた。

鮮やかな彩りのその姿に、一瞬「クジャク?」と声を発していたが、頭の中に「キジ」の文字が浮かんだ。
キジだ。

それまでどこにも目に付かなかったきれいな目立つ姿で、いったいどうやって来たのか……。
キジというのは妙な現れ方をするものらしい。知人である小説家のT氏と編集者氏が取材の地で遭遇したときも、いきなり湧いて出たように目の前にいたのだと聞いている。

空間の隙間から、ひょいと出てきたように現れたキジは、道路に近い田んぼの中を悠々と歩いている。
カメラを取り出して撮るべきか、とも思ったが、身動きせず見ていたい気持ちが優先した。

首のあたりの羽毛は艶やかな瑠璃色をしている。
瑠璃色から繋がる光沢のあるグリーンに、鮮烈な赤い部分が、体全体の明るい褐色に際立ち、黄金色の秋の中に美しさをくっきり浮かびあがらせている。

こんなことが起こるんだ。
動物園かどこかで見たことがあったかもしれないが、野生のキジにお目にかかるとは。

しばらくの間、手を合わせたくなるほどの美しい姿を見守っていると、ツツ、ツツツツツ、キジが背の高い草むらに向かって走り出した。
けっこう足が速い。
姿が消えかかるところで、ようやく撮ってもいいような気がして、遠くからカメラを向けた。

撮れたには撮れたけど、保護色でほとんど分からない。
部分拡大してみたが、実際にこの目で見た美しさは画像の比ではなかった。

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キジは神さまのお遣いとも言われる鳥。
あの姿を見たら、考えごとなんかぶっ飛んでしまった。
頭の中の靄が払われて、「ああだろうか、こうだろうか」は惑わされていただけと分かった。

神さまはときどき、こっちが思い付かないやり方で、ハッとさせて楽しませてくれる。

ioWEB> <魚の庭
・4年前の今日の日記 「「泣いた赤おに」考」

靖国さんの上に龍を見た日

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龍とか鳳凰の姿をした雲の写真を見せられて、
見えると言われれば見えなくもない、かなあ……、というのが多いよね。
そんな話をしていて、靖国さん近くの信号待ちの空を見上げると、
「龍だよ、龍!」。

西陽のオーラに照らされる龍の雲。
興奮しながら慌ててバッグからデジカメを取り出した。

20110331aR.jpg


「すごい! 絶対、龍だよね!」
普通にしてても声が小さくないので、興奮して声がより小さくなるはずはなく、
「すごい! すごい!」を連発していた、と思う。
同じく信号待ちをしていた数人の人たちが、「何があるわけ?」みたいにチラッと視線を西に向ける。でも、ぜんぜん驚きも感動もしていない様子。 どうして?

信号が変わって横断歩道を渡る間も、少しずつ姿を変えつつある龍の雲を逃さないように見続けた。
そのまま靖国さんの神門正面まで行ってみると、鳥居の上に二龍!
二つの龍が、悠然と空を泳ぐ姿がくっきりと。

「見えなくもない(けど)……」なんて疑ったことを口にした途端、神さまが「ほら、どうよ!」と見せてくれたのだろうか?
カメラで撮った画像では伝わらないかもしれないが、実際に見ている本人には、ホントにそれは、“龍の姿をした雲”どころではなく、まさに「龍!」なのであった。

メル友のトモくん
「龍を見ました。わかりますか?」
と画像を送ったら、
「かすかに」
ですと。

そんなもんかなあ。
そうだろうなあ。

一緒に龍の雲を見ていた仕事仲間のライター氏に、
「ところで、龍のメッセージは何でしょう?」
そうお訊ねしてみたところ、
「祝福」
だそうで、まさにまさに“祝福”な感じ。

日本が、みんなが、世界が、
祝福に導かれていきますように。

そういえば、以前、
40度を超える熱で三日三晩、朝も夜も分からず寝込んだとき、龍に乗って荒川を上ったことがあったっけ。
あれは夢の中だったけど、今日の雲といい、いつもは見えなくても、龍の神さまはちゃんといらして大きく護ってくださっているのだ。
きっと、そう。

20110331cR.jpg



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🌏いおろ
  <「いろはにほへと」


  

祭りの夕べ

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神田・深川の祭りと並ぶ江戸三大祭りの一つ、山王祭。
江戸の祭りと聞くと、威勢のいい江戸っ子の血の気が湧き上がるイメージを思い浮かべるかもしれないが、江戸幕府の保護を受けた日枝神社の祭礼とあってか、山王祭は荒々しい雰囲気がなく節度を保った賑わいといった感じ。それでも赤坂日枝神社への宮入りは、熱い興奮に包まれる。

日枝神社周辺は、ホントに祭りの最中?と疑うほど、いつものように静か。
だが、各町の神輿が到着し、山王男坂の五十二の石段を登ると、上は人でいっぱい。
神門をくぐり社殿へと進む神輿を、各町の氏子衆が迎える。

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都心のビルの谷間で、境内のそこだけが、夕闇が降りる寸前の空に祭りの熱を放つ。

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io日和> <魚の庭> <ゼロ✦プラ


🌏2年前の今日の日記 <夜のピエロが消えた

   

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