芸人願望

これまでも幾度かお誘いを頂戴いたしまして、まったくもー、遠慮なくお邪魔させていただいている嵐山亭。
“嵐山亭”と申しますのは、料亭じゃあございません。
ときにコンサート、ときに落語と、作家の嵐山(光三郎)先生がプロデュースする、文化の薫り高~い催しの会でございまして、今回は落語の「志らく・花緑 二人会」でございます。

久しぶりに、嵐山先生を拝ませていただいたのですが、一匹の白い仔犬をわが子同然にかわいがり、枯れ木に花を咲かせそうな、ちょっといい魔法が使える翁のようでございました。あやかりたい、あやかりたい。

ここだけの話、
わたくし、こう見えても、
どうにも見えてないでしょうが、
密かに芸人願望がございまして、落語家とか講談師とかマジシャンとか、なりたい!
なってみたいなあ(遠い目)。
そんな遠い目で願っているようじゃ、芸人さんにはなれません。せいぜいキリギリスなキリギリシャンがいいところ。

しかし落語とか講談は不思議ですね。
普段は、一方的に話を聞かされてばかりいると嫌気が差してくるものでございます。
ひどいときなんか翌日まで嫌気を引きずって、魂が萎えて回復しない。
お酒を飲みに来られて、時間を潰されて、相槌を打ち続けて、まったくもー。
そのうえ偉そうにされたりもしますからね。
無理して頷いてるのも大変ですよ。
 ええ、ええ、ふんふん、へー、
 なるほど、
 ん、ん、……くぅ
何度か寝てしまったことがございます。冗談じゃなくて。
それが落語や講談は、わざわざ一方的な話を「聞かせてくれ~」って顔して聞きに行くわけです。

まあ、落語や講談でも、寝かしつけられてるんじゃないかと思うこともありますが、
昨夜の立川志らくさん、柳家花緑さん、
このお二方はちょうどよい加減の勢いと落ち着きがあって、睡魔も吹き飛ぶ一席。
前座の立川志ららさんの「子ほめ」に始まり、志らくさんの「富久」、花緑さんの「笠碁」と、古典落語のエキサイティングな夕べを過ごしてまいりました。

不思議なもので、上手な話しっぷりを聞きますと、こちらまで話が上手にできそうな気がしてくるものでございます。
芸人さん口調を真似てるだけですが、

 秋の夜に 芸人気分の キリギリシャン

 秋風も 饒舌いざなう 高座かな

葉月亭いおろ丸でございました。



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