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シモキタ道中

あるお金持ちが言っていた。

 お中元・お歳暮の類は、毎度、同じ品で。

小金持ちには従わないが、ホントのお金持ちが言うことには、何か一理あるのではないかと何気に耳を貸してしまう。
それで、某所への差し入れは、マネージャーさんのリクエストもあって、福島県が誇るお菓子“ままどおる”と決めた。
どこまでも続く限り“ままどおる”を差し入れて、“ままどーるのいおろ”と呼ばれたい。
その志を貫くべく、昨日は、まずは銀座へ。

銀座6丁目の「三万石」さんを目指して、数寄屋橋の交差点から新橋方向へ歩く。
♪まーまーどーる ままどーる
と、新橋駅が見えるところまで来てしまった。
やり直し。数寄屋橋方向へ戻る。

♪まーまーどーる ままどーる
あら、今度は数寄屋橋阪急が見えるところまで来てしまった。
戻る、やり直し。

♪まーまーどーる ままどーる
あれぇ、また新橋駅に近い。やり直し、数寄屋橋方向へ。

♪まーまーどーる ままどーるー(汗だく)
 ない、ない、ない、ない、「三万石」さん
あらぁ、またもや数寄屋橋阪急が見えてきた。戻る、やり直し。

こうして、しつこく4往復してないものはない。はずなのだが、そう言い切れる自信もない。
昨年も、店の前を通り過ぎて3往復はしているのだ。
でも今年は、数寄屋橋から新橋へ向かう通り沿いに解体されているビルがいくつかあって、そのうちの一つは「三万石」さんが入っていたビルかもしれず、“ままどーる”は銀座から消えたのかもしれない。
5往復めに入る前に事務所に電話を入れ、ネットで調べてもらうも、「店舗情報に銀座店が載っていない」と言われる。
自分以外の人に「ない」と言われると、自信づいてくるものだ。
 ないのか? ないのかも……。
 なくなったんだ、きっと!
“ままどーるのいおろ”の志に見切りをつけて、渋谷へ向かうことにした。

新橋から渋谷まで銀座線で14分。
なのに、なぜ、JRのホームにいる?

“ままどーるのいおろ”の志が折れたショックが、こんな結果を招くなんて。
人は人知れずちょっとしたことを引きずるものだ。
ああ、生きてるのがイヤになってきた。
 飛び込んじゃえ、エイ!

「おいで、おいで」しているかに見えた山手線に飛び込んで、じゃなくて飛び乗って、深い溜息をついていた。老いぼれ気分だ。
都内の電車を乗り間違えるなんて、まったくもー、死んじまえ!

 はい、またくも蜆(しじみ)です。

蜆ちゃん、現る。
蜆ちゃんには、“ままどーるのいおろ”なんて他人事なのだ。
いおろさんが嫌いな渋谷に着くと、蜆ちゃんはひょいひょいと井の頭線に乗り換え、着いたところはシモキタ。 地図が役に立たない下北沢であった。
そして、見つからなかった“ままどーる”の暗雲を吹き飛ばしたかのシモキタ道中はさらに続くのであった。

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