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感じていることを信じる

ベランダに出ると、吹く風に微かな春の匂いを感じていた。
緑の匂いとは違う。
何か、花の香りだろうか。
今の季節に香る花があるだろうか……。
散歩に出ても冬枯れの景色に花の姿などとくに見つからないのに。

春を思わせる匂いは、ふわりと鼻をかすめては消えてしまう。
捕まえられない匂いをときおり感じながら、だんだんそれは気のせいかと思い始めていた。

おにぎり持参で小山の見晴らし台(標高約230m)へ行ったあと、今日は山頂(標高298.9m)を目指して山登り。
山頂のあとは、山中の城跡を目指して山歩き。
そこで何と、感じていた匂いに遭遇。
春の匂いは、蝋梅の花の香りだった。

感じていたものは確かにあったのだ。
正体が分からず見えないだけで、自分を疑って「気のせい」とまで否定して。

微かな匂いに限らず、自分の感じていることにどれほどの信頼を寄せているだろう。
自分の感覚を否定せず信じる。
信じているようで、どこかで疑ってみたり、自分の奥で感じていながらなおざりにしていたり。
あとになって「ちゃんと自分はあのとき感じていたじゃないか」というのはよくあることだ。

「自分を信じる」というのも人によりけり。
自分は正しい、間違っていないの一点張りな人を見ると「少しは自分を疑えよ」と思う。
否定的な思いや都合のよ過ぎる願いが強くて妄想の域にいる人に「自分を信じろ」とは言い難い。
感じていることが、我の強さから来る偏った思い込みなのか、中庸なバランスの中で自分に訴えている真実なのか、精査できる感覚を磨いていくしかない。

感じていた春の匂いの元を見つけ、香りとともに黄色い花の姿にすっかり魅了されてしまった。
芳しい香りをくんくんしながら、「もうちょっと自分を信じなさいよ」と神さまに言われたように感じる。
きっと、そう、言われてる。
感じたのだから、信じて、受け取ればいいのだ。

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★ 今日の<魚の庭>は こちら 「春の匂い・蝋梅」
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ioWEB> <魚の庭
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