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オカンさまの巻き鮨に思う

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クリスマスを過ぎて、突然に逝った、お嬢のおばあちゃん。

一昨年の夏、田舎らしい田舎(都会を離れた故郷)が羨ましくて、お嬢のお里帰りに同行させてもらった和歌山の田舎。
そこはもう、山の中の、自然地帯の、理想の田舎で、おばあちゃんは知らない顔の者が急にやってきて家の中が騒がしくなったのを、興味と不審の入り混じった様子で遠巻きに観察しているふうだった。
行って二日目の朝、台所でいただく朝ご飯のときに、お嬢のオカンさま情報によると、おばあちゃんは、私のことを「新しい嫁が来た」と思っているらしいとのことで、「いっそ、新しい嫁にしてもらったら幸せかも」とちょっぴり図々しいことを思った。
そして三日目の午後、車に荷物を何度か運び、帰り仕度をする私に、おばあちゃんが初めて口をきいてくれた。

「帰るのか?」

満面の笑みを浮かべ、おばあちゃんは「新しい嫁」っぽいのが帰るのを喜びを隠さず送ってくれた。
私は私で、遠慮もなく「また来ます」とバイバイしたのであった。

縁廊下は昼間のおばあちゃんの居場所。
そこに腰掛けている姿は、古い木造家屋の一部みたいだった。
その一部が逝ってしまっては、家の景色は変わるのだろうね。

正月にお里帰りしたお嬢のお土産は、オカンさまが作ってくれた巻き鮨。
高野豆腐や椎茸・人参を薄味で煮た具と、酢飯が絶品。
なもので、お嬢が置いていくやいなや、なくなった。
タフで明るくたくましく生きてきたオカンさまは、お姑さんを送った年末年始を越えて、またタフに明るく生きていかれるのだろう。
オカンさまのお鮨を食べながら、明るさとたくましさをいただいている気分だった。

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ついでに年末のいただきものを。
“皇太子さまもご愛飲”とのフレコミでいただいた「しもん芋」の焼酎、倉岳
芋の臭みが控えめで、あっさり上品な飲み口。
対する右は、田苑ゴールド
こちらはまろやかな麦焼酎。
20110105c 20110105d

年末年始、飲食中心にいろいろといただき、ありがたいことです。
今年もいただきものをありがたくいただいて、生きていきます。


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