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マイ・シアターとお獅子

学生の頃、友人の白バラちゃんと一度だけ行った飯田橋の小さな映画館。
2本立てか3本立て上映で、お尻が痛くなるシート。
ロビーは狭くて薄暗くて、映画館の記憶じたいに色がなく、廃れたイメージしか浮かんでこない。
飯田橋の駅近くへ行くたびに、あの映画館は無くなったのかなあと探すともなく探していた。記憶では外堀通り沿いだったはずなのだが、どうやら今はパチンコ屋さんになってしまったらしい。
で、ある日、そのパチンコ屋さんがある外堀通りをちょっと入ったところに見つけたのが、「ギンレイホール」。
ホームページの上映ラインナップは、なかなかの名画揃いで、近いうちに行ってみようと思いつつ年が明けた。

映画は、ほとんど我が地下室シアターでのDVD鑑賞。
年間100本は観ている。
仲間うちでは「秘密基地」と呼ばれる事務所の地下室。ここでの映画は、観る時間帯を問わず、ワインやおつまみにもこと欠かず、寝っころがれるのもよし。リラックスし過ぎて寝てしまうこともしばしばあるが、心地よ過ぎて、映画館に行くのが面倒になってしまう。
ただ最近、ちょっとばかり、映画館という場所が懐かしくもあり、気軽に通えるシアターがあったらよいのにと思っていたのだ。

昨日の夕方、ふと思い立ち、散歩がてら「ギンレイ」さんへ行ってみた。

ギンレイさんのシステムは、2本立てで1回入場1500円のところ、シネマクラブに入会すると年間に何度でも入場OK。(シングル会員で10,500円)
歩いていける距離の身にとっては、2本立てだからと頑張って2本観なくても、ぷらっと行って1本。また別の日にぷらっと1本。なんてこともできる。
さっそく入会して昨夜は、『厨房で逢いましょう(EDEN)』と『プロヴァンスの贈りもの(A GOOD YEAR)』を鑑賞。

厨房で会いましょう  プロバンスの贈りもの
どちらも言い知れぬ人生の機微をうがつ作品。

地下室DVDをするときも、だいたい2本立て続けに観る。
すると、なぜかシンクロしている部分があるのが面白い。映画全体のテーマだったり、台詞の一部だったり、ストーリーの背後に見え隠れする小テーマだったり。
昨夜の2作品も、「金額に換算できる資産」と「見えない財産」の小テーマが共通していて、どちらも和らいだ後味を残す。

💚『厨房で逢いましょう』の美味しい顔が羨ましくなるほどいい。
「おいしい」を言葉で伝えることが大事と言うけれど、美味しい顔をしてるかどうかのほうが大事だろうとかねがね思っていた私としては、この映画の美味しい顔は絶賛に値する。

💚『プロヴァンスの贈りもの』は、プロヴァンスの景色と古い屋敷を見ているだけでも充分に楽しくて、ヨーロッパにいる親戚を訪ねた気分。そんな親戚がないのが残念だ。

マイ・シアターができた!
と、ほくほくしながら帰ってきて、シネマクラブのパンフレットを見たら、ちゃんと「マイ・シアターを持つ感覚」と書いてある。
自分のありきたりな感覚を先取りされて「ちっ」という感じではあるが、資産にならない財産が増えた気分。
今年は、150本近く、映画を観てしまうかもしれない。

さてさて、正月はとうに終わったつもりが、再び靖国参拝へ。
お獅子に頭を咬んでもらった。
頭がよくなって、福も来るそうです。

20080104a

20080104b
こちらは、いただいたネズミさん。中に入っていたおみくじは、小吉。


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