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招き猫とキリギリシャンの抱負

靖国にて、無事に「ゆく年くる年」をしてきました。

事務所で少々日本酒をいただき、神社へ向かったのは昨夜11時過ぎ。
靖国へ行ってみると、閉ざされた境内の門の前には参拝者の列が出来始めていた。
並んで待つのは苦手。
なので、屋台が並ぶ参道をぶらついて少々時間を潰すことにした。

さっそく飛びついたのが甘酒。風はほとんど無かったものの冷え込む中、甘酒のあったかいカップがありがたい。
ひととおり屋台を物色して再び参拝の列に加わろうとしたときだ。連れのDくんが目を見開いて立ち止まった。視線の先にあったのは、
招き猫。

なんとDくん、一昨日の朝、家に10年も置いてあった招き猫が、開けていた窓から入ってくる強い風のせいで床に落ちて割れてしまったのだと言う。
壊れた招き猫と同じ物を見つけて、吸い寄せられるように出店に近づいて行った。

店のおじさんが言うには、本来、招き猫はその年ごとに買い換えるものだそうで、福期限は1年。
年末に壊れたのは、その年の厄を本人に代わって受けてくれのかもしれず、新しい猫に買い換えるにはグッド・タイミングなのだとか。

おじさんの話を理解したDくんの眼差しに、マジな気配が漂う。
私には出来ない、しようと思わない買い物だったが、4500円の猫と3500円の猫で迷っている友だちのために半肌くらい脱いで値切りしてみる。
「彼、ずっと大変だったんですぅ」

おじさんは、
「今日、はじめてのお客さんだし!」
と、1000円くらいサービスしてくれそうな勢いだったのに、横にいらしたおかみさんにちょんちょんとつつかれ耳打ちされて、500円のおまけに留まってしまった。
Dくん、4500円の招き猫を4000円でお買い上げ。

彼の話をさらに続けると、じつは最近、ある占い師に言われたそうだ。
この10年は運気が閉ざされた状態で、それがようやく終わりを迎え、2008年は次の年の準備段階に入る新しいスタートの年なのだと。

壊れた10年ものの招き猫。
運気が閉ざされた10年。

関係あるような気もしなくはないけど、どうなんでしょ。
とにかく招き猫を手に入れた本人がご満悦なのだから、よかった、よかった。
めでたい、めでたい。

元旦0時前に境内の門が開き、靖国恒例の新年を告げる大太鼓の音を聴く。

あけましておめでとうございます。

人出で賑わってはいたものの、靖国は穏やかな空気に守られているかの雰囲気で、元旦の夜の神殿はソフトな明かりに浮かびあがり美しかった。

さて、変な年賀状の元画をここにアップします。
昨年の11月に行った新宿末廣亭で、イリュージョン系にはない味のあるマジックに感動したことを思い出し、マジシャンになったつもりのいおろです。
20080101a

<抱負>
マジシャンにはなれませんが、今年もキリギリシャンとしてきりぎりっしゅに、きりぎりす道を極めていこうと思います。


本年もよろしくお願い申しあげ、少し明るくなったら、睡眠不足と日本酒で寝てしまったDくんを起こして、帰宅する予定。

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