
<20090103>
正月は家族団欒が幸せ、みたいな幸せイメージがある。
家族団欒の正月を迎えている人たちは、幸せなのだろうとも思う。
うち?
うちは、おそらく我が家族史上初の、家族バラバラの正月。
父は一昨年に入院し、その後はリハビリ施設に。
昨年の正月は二日ほど家に戻ったが、家での生活はケアが大変なので、今年は施設で正月。
元旦に会いに行ったら、それなりに元気で、嫌そうでもないので安心した。
私とすれ違いで、妹も顔を見に来ていたし。
父だけでなく、施設で正月を過ごしている人たちはたくさんいて、実際に見ていると、それが不幸せという感じはしない。
母?
初の一人正月。
今、母は人生初の一人暮らし中。
それはそれでいいんじゃいないかと。
昨日、ばったり会ったパート帰りのYさんは、年末から来ている娘さん夫婦が「まだ帰らない!」と口を尖らせていた。
三度三度の食事の支度をしなくちゃならないと、正月二日目にして買い出しに行くのだと。
「ダンナと二人なら、適当に済ませられるのに、まったくもう!」
そう言ってスーパーに向かっていった。
このあと、ばったり会ったKさんのお宅は、息子さん一家と、娘さんが来ていて、栗きんとんや焼き豚を持ち帰り用にせっせとタッパーに詰められて、やはり「まったくもう!」と憤慨気味だった。
家族団欒の内情は、「まったくもう!」も、案外多いのかも。
だからといって、それが不幸せなことではなく、正月事情はいろいろで、団欒の中でも外でも、幸せかどうかは別ものなのだ。
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