いつもの掃除で済ませるつもりが、結局、大掃除になってしまった年末。
それでも、昨日の朝から始めて今日の昼過ぎにはひと通りのことが終えられた。順調、順調。
昨年10月最終日から始まった“町”の生活だが、今年2012年は、一年を通して「まるごと“町”」の年。
今朝、神棚の神さまに御礼を言いながら手を合わせていたら、うわーっと感慨深いものが込み上げてきて、立ちんぼ泣きしてしまった。
「ちょっとは頑張りましたね」
神さまにそう言われた気がしている、おめでたい大晦日なのだ。
都心を離れることには随分と珍しく尻込みしたけれど、町での月日が経つにつれ、本当に自分が疲れていたことに気がついた。身体の疲れではなく、気持ちの疲れね。
肩凝りが慢性化しちゃうと凝っている状態が気にならなくなってしまうのと同じで、慢性的な疲れにすっかり気持ちがやられていたのだ。その疲れから脱すればするほど、疲れていたことが分かる。今年の前半は、それを何度も実感していた。おかげで、夏以降は自分を取り戻している感覚があって、町の散策に拍車がかかった。
カメラを手に町の散策をする。
楽しいのは、あちこちで神さまを感じられること。
小山で見つける神社さんはもちろん、木や草花、林道、山、空、自然の中のあらゆるものに敬虔な気持ちを呼び覚まされる。ときどきは、「いますよ」的な不可思議なサインを見せられたり聞かされたり。それに仰天しながらも、面白くて可笑しくて、嬉しくてたまらない。
楽しいのは散策だけではない。
「生活を楽しむ」ということを、本当の意味で知ったように思う。それだけ、生活することを大事にしてこなかったのだ。
食材を選んで、ご飯をつくる。
早めに寝て早くに起きる。
多くの人にとっては当たり前で何でもないことに喜びを感じる日々。
自分を取り戻そうとか、パワーをつけようとか、そういう意識はなかったが、町へ来てほぼ一年はそれをする期間になっていたのだと、ようやく年末になって分かった。
12月に入り、毎日が全開で動ける(行動できる)ようになったのは、その一年があったからなのだ。
さて、二年続けて、その年のテーマにしていた「自分ペース」。
今、自然に自分ペースに乗ってる感覚がある。なので、来年2013年は新たなテーマを掲げたい。
「もっと、もっと」
そんな声が自分の中でしているこの頃。
加速し始めた自分ペースで、できることを「もっと、もっと」。
密度を濃く「もっと、もっと」。
来年もよろしくお願いいたします。
★ 今日の<魚の庭>は こちら 「大晦日の陽」

<ioWEB> <魚の庭>
それでも、昨日の朝から始めて今日の昼過ぎにはひと通りのことが終えられた。順調、順調。
昨年10月最終日から始まった“町”の生活だが、今年2012年は、一年を通して「まるごと“町”」の年。
今朝、神棚の神さまに御礼を言いながら手を合わせていたら、うわーっと感慨深いものが込み上げてきて、立ちんぼ泣きしてしまった。
「ちょっとは頑張りましたね」
神さまにそう言われた気がしている、おめでたい大晦日なのだ。
都心を離れることには随分と珍しく尻込みしたけれど、町での月日が経つにつれ、本当に自分が疲れていたことに気がついた。身体の疲れではなく、気持ちの疲れね。
肩凝りが慢性化しちゃうと凝っている状態が気にならなくなってしまうのと同じで、慢性的な疲れにすっかり気持ちがやられていたのだ。その疲れから脱すればするほど、疲れていたことが分かる。今年の前半は、それを何度も実感していた。おかげで、夏以降は自分を取り戻している感覚があって、町の散策に拍車がかかった。
カメラを手に町の散策をする。
楽しいのは、あちこちで神さまを感じられること。
小山で見つける神社さんはもちろん、木や草花、林道、山、空、自然の中のあらゆるものに敬虔な気持ちを呼び覚まされる。ときどきは、「いますよ」的な不可思議なサインを見せられたり聞かされたり。それに仰天しながらも、面白くて可笑しくて、嬉しくてたまらない。
楽しいのは散策だけではない。
「生活を楽しむ」ということを、本当の意味で知ったように思う。それだけ、生活することを大事にしてこなかったのだ。
食材を選んで、ご飯をつくる。
早めに寝て早くに起きる。
多くの人にとっては当たり前で何でもないことに喜びを感じる日々。
自分を取り戻そうとか、パワーをつけようとか、そういう意識はなかったが、町へ来てほぼ一年はそれをする期間になっていたのだと、ようやく年末になって分かった。
12月に入り、毎日が全開で動ける(行動できる)ようになったのは、その一年があったからなのだ。
さて、二年続けて、その年のテーマにしていた「自分ペース」。
今、自然に自分ペースに乗ってる感覚がある。なので、来年2013年は新たなテーマを掲げたい。
「もっと、もっと」
そんな声が自分の中でしているこの頃。
加速し始めた自分ペースで、できることを「もっと、もっと」。
密度を濃く「もっと、もっと」。
来年もよろしくお願いいたします。
★ 今日の<魚の庭>は こちら 「大晦日の陽」

<ioWEB> <魚の庭>