
龍とか鳳凰の姿をした雲の写真を見せられて、
見えると言われれば見えなくもない、かなあ……、というのが多いよね。
そんな話をしていて、靖国さん近くの信号待ちの空を見上げると、
「龍だよ、龍!」。
西陽のオーラに照らされる龍の雲。
興奮しながら慌ててバッグからデジカメを取り出した。

「すごい! 絶対、龍だよね!」
普通にしてても声が小さくないので、興奮して声がより小さくなるはずはなく、
「すごい! すごい!」を連発していた、と思う。
同じく信号待ちをしていた数人の人たちが、「何があるわけ?」みたいにチラッと視線を西に向ける。でも、ぜんぜん驚きも感動もしていない様子。 どうして?
信号が変わって横断歩道を渡る間も、少しずつ姿を変えつつある龍の雲を逃さないように見続けた。
そのまま靖国さんの神門正面まで行ってみると、鳥居の上に二龍!
二つの龍が、悠然と空を泳ぐ姿がくっきりと。
「見えなくもない(けど)……」なんて疑ったことを口にした途端、神さまが「ほら、どうよ!」と見せてくれたのだろうか?
カメラで撮った画像では伝わらないかもしれないが、実際に見ている本人には、ホントにそれは、“龍の姿をした雲”どころではなく、まさに「龍!」なのであった。
メル友のトモくんに
「龍を見ました。わかりますか?」
と画像を送ったら、
「かすかに」
ですと。
そんなもんかなあ。
そうだろうなあ。
一緒に龍の雲を見ていた仕事仲間のライター氏に、
「ところで、龍のメッセージは何でしょう?」
そうお訊ねしてみたところ、
「祝福」
だそうで、まさにまさに“祝福”な感じ。
日本が、みんなが、世界が、
祝福に導かれていきますように。
そういえば、以前、
40度を超える熱で三日三晩、朝も夜も分からず寝込んだとき、龍に乗って荒川を上ったことがあったっけ。
あれは夢の中だったけど、今日の雲といい、いつもは見えなくても、龍の神さまはちゃんといらして大きく護ってくださっているのだ。
きっと、そう。

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