正夢(まさゆめ)というのがあるけど、
正イメージ(まさイメージ)というのもある。
例えば、人と話していて、そのときはうまく言えなかったり伝えられなかったりして、自分の中で心残りが生じたままになる。
それを引きずっているときに、一人でその場面をやり直してしまう。
まさにイマジネーションの世界で。
あのときに、こんなふうに言えたとか、あんな言い方もあったとか、考えるだけでなく、そのときのその場を復元するように、頭の中のイマジネーションの場で会話をやり直す。
ミーティングや会議の場でうまくやれなかったとき、言いたいように切り返せなかったときも、まさにその場を復元するかのようにやり直しちゃう。
一人になれる時間と場所があるなら、声に出して説明し直したり、伝え直したりしてみる。
うまくできるまで、何度やり直してもOK!
一人暮らしをしているうちに、いつの間にかやっていた変な習性。
ところが、これが案外、
効く。
・一つは、自分の心残りの解消に。
・もう一つは、やり直しのチャンス(機会)を呼ぶ、場合があるのだ。
まずは、一つ目の心残りの解消のためにやる。
すると不思議なことに、言い直し・伝え直し・やり直しの機会が正夢みたいな正イメージでやってくる、場合がある。
私の場合は、100%ではないにしろ、けっこう確率は高め。
こう言うと、チャンス(機会)を呼ぶことに期待させてしまうかもしれないが、あくまでも自分のための解消としてやるのがいい。
年末に、ある方と話をしていて、そのとき、口を挟むタイミングが掴めなかった。
不意な話題だったもので、その場で伝えたいことがうまく固まっていなかった。
そのあとで、変な習性(クセ)が久しぶりに甦り、やるともなしにあれこれ会話のし直しをやっていた。
頭の中で。
その方が、急に昨日、やって来て、なぜか心残りだった例の話題を繰り返してくれた。
それで、会話のし直しをしていたことの伝え直しができてすっきり。
それで思い出したのが、変な習性の「心残りの解消法」。
会社員時代は、ホント、よくやっていた。
一人芝居みたいに。
誰かが覗き見していたら、かなり変に思っただろうに。
それが今では、イマジネーションだけで事足りるようになったとは、自分としてはちょっとした進化かもしれない。
それと、もう一つの効果を。
実際に会話のやり直しの機会はなくとも、すべてが伝わっているかのように相手の態度が変化するときもある。
不思議。
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