ちょうど1ヶ月前のこと。
友人のジョナが、長いこと契約社員で勤めてきた会社の更新が3月いっぱいになりそうだと知らせてきた。
そこで、わたしを介してジョナのことをよく知るOさんが、ある会社の経営者M氏に仕事の口を打診してみようかと言い出した。
M氏とは、わたしも年に何度か食事をご一緒させていただく仲。だがなぜか、その方とのお付き合いには激しく波がある。一年の後半から年末に向かっては、お会いする機会が頻繁なのに、年が明けるとぱったり連絡が途絶えるパターンなのだ。
ところが今年に限っては、1月に入ってからも数回お会いして食事に行ったりしていた。そこにジョナからの連絡があり、Oさんの提案に、わたしはちょっとばかり期待をかけた。
勝手な目論見だが、友人ジョナにとっても経営者M氏にとっても双方悪い話じゃない、ように思えた。
事業内容に興味を示した彼の語学力やマーケティング力はM氏の役に立ちそうだったし、ジョナにしてみれば正社員になれるなら毎年の契約更新でビクつくことがなくなる。
ただ、わたしの中で、彼がMさんの会社で働く姿が浮かばないのだけが気になった。
わたしに未来を観る能力があるとは言わない。でも、イメージできないことは起こり難い。
イメージがあっても起こらないこともある。が、イメージが浮かばないのに起こった例はない気がする。
“イメージがない”というのは良くも悪くも可能性としては最強なのである。
それでも、とにかくOさんは「打診してみよう」と言うし、ジョナも乗り気の様子だったので、根拠のない未来予測など無視することにした。ところがである。
その話が出てからというもの、M氏との連絡が途絶えた。
Oさんは週に一度は所用でMさんからお声がかかっていたというのに、ぱったり会う機会がなくなり、連絡をしてもタイミングが合わずつかまらないのだ。
Mさんがわたしたちの企てを知る由はない。
「2月に仕事の山がある」とは聞いていたので、気の抜けない状況なのかもしれないが、それにしても、ぱったりぷっつり。何だか仕組まれている気さえしてくる。
いや、仕組まれているとわたしは思っている。
何に?
縁のアレンジ力、というか、運命に。
気がつけば、2月も終わり。
わたしのMさんとのお付き合いはオフシーズンに入ってしまったようだ。
<ioWEB>
友人のジョナが、長いこと契約社員で勤めてきた会社の更新が3月いっぱいになりそうだと知らせてきた。
そこで、わたしを介してジョナのことをよく知るOさんが、ある会社の経営者M氏に仕事の口を打診してみようかと言い出した。
M氏とは、わたしも年に何度か食事をご一緒させていただく仲。だがなぜか、その方とのお付き合いには激しく波がある。一年の後半から年末に向かっては、お会いする機会が頻繁なのに、年が明けるとぱったり連絡が途絶えるパターンなのだ。
ところが今年に限っては、1月に入ってからも数回お会いして食事に行ったりしていた。そこにジョナからの連絡があり、Oさんの提案に、わたしはちょっとばかり期待をかけた。
勝手な目論見だが、友人ジョナにとっても経営者M氏にとっても双方悪い話じゃない、ように思えた。
事業内容に興味を示した彼の語学力やマーケティング力はM氏の役に立ちそうだったし、ジョナにしてみれば正社員になれるなら毎年の契約更新でビクつくことがなくなる。
ただ、わたしの中で、彼がMさんの会社で働く姿が浮かばないのだけが気になった。
わたしに未来を観る能力があるとは言わない。でも、イメージできないことは起こり難い。
イメージがあっても起こらないこともある。が、イメージが浮かばないのに起こった例はない気がする。
“イメージがない”というのは良くも悪くも可能性としては最強なのである。
それでも、とにかくOさんは「打診してみよう」と言うし、ジョナも乗り気の様子だったので、根拠のない未来予測など無視することにした。ところがである。
その話が出てからというもの、M氏との連絡が途絶えた。
Oさんは週に一度は所用でMさんからお声がかかっていたというのに、ぱったり会う機会がなくなり、連絡をしてもタイミングが合わずつかまらないのだ。
Mさんがわたしたちの企てを知る由はない。
「2月に仕事の山がある」とは聞いていたので、気の抜けない状況なのかもしれないが、それにしても、ぱったりぷっつり。何だか仕組まれている気さえしてくる。
いや、仕組まれているとわたしは思っている。
何に?
縁のアレンジ力、というか、運命に。
気がつけば、2月も終わり。
わたしのMさんとのお付き合いはオフシーズンに入ってしまったようだ。
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