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叱られるシーズン

たぶん、この時期。
叱られるシーズン。小学生の頃の話。

夏休みが手放しに嬉しいのは、7月の休みに入ったあたり。
わーい!
学校へ行くのが嫌だったことは一度も記憶にないけれど、義務からの解放とでも言うか、1ヶ月以上も行くべきところへ行かなくていいのは嬉しい。

始まりの1週間くらいで、夏休みのドリルを集中的に終わらせてしまう。
これは自主的。親に面倒もかけずに、済ませていたはず。
残るは、創作系・観察系の提出物。この自由課題の宿題が、いけない。
8月に入る頃に、何を作るのか、何をやるのか、企画案を打診されても、まったく自主的じゃない。何を考え出せばいいのかが、分からない。
今、思うと、困った社員みたいなもので、自分がやることのような気がしていなかったんじゃないか。

ボケボケしているうちに、夏休みらしく、海だ、プールだと連れて行ってもらい、母親の実家の静岡では、山だ、川だと遊びまくり、頭の中は、まったりぽよよんと夏全開。
そんな時期のかき氷は素敵だ。
オウチのカキ氷器で、がりがり がりがり。夏はいいねー。
でも、幸せは儚いよ。
夏の幸せに浸っているときに、忘れていたことを持ち出される。カキ氷が色水になる。

それに引き換え、おかーさんは、えらいね。
ボケボケの子の代わりに、ちゃんと企画を考えてある。

朝顔とヒマワリを植えていたのは、観察日記のためだったのか!
田舎で蝉やトンボに注射していたのは、標本を作るためだったのか!
草花を採らされたのは、押し花を作るためだったのか!
スイカの種が干してあったのは、ヒマワリを描いた絵の、ヒマワリの種のところに使うためだったのね!

いちいち感心したものだ。
だったら安泰かと言うと、そんなこたあない。

お手伝いは難かしい。
あ、お手伝いじゃなくて、自分の宿題だけど。
ああせえ、こうせい、指示されても、言われたようにはいかない。
何を言われてるのか、さっぱり分からんことも多かった。
そこでまた叱られる。

 ちゃんと聞かなくちゃ!

聞き漏らしのないように、説明する母親の口元を凝視してみる。
これが最悪。
英語のディクテーション・テストで失敗するのと同じで、波がかき消すかごとくに、聞いたそばから言葉が消失していくのだ。それに、一つひとつの言葉や単語に意識がいくと、話の脈絡を掴み損なう。

人の考えに合わせて動くには相手の考えを読まないといけない。それが、ボケボケの子にできるわけがない。
叱れてやらされたおかげなのか、会社では上司の先を読み過ぎて、結局は助かるくせに煙たがられる時期があった。

ウチの子に夏休みの宿題があったら、面白いだろうに。
ボケボケの子だったら、やっぱり叱りながらお手伝いさせるのだろう。

叱られる夏はあったのに、叱る夏がない。

20080812a
 何か作れそうです。

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