コンサートやミュージカルが始まる前、自分がステージに上がるわけでもないのに緊張して黙り込む癖。
そんなことも最近は少なくなってきたが、今日は久しぶりにドキドキした。
鍵盤上の跳躍から始まったオープニング。
ピアノマンの姿にウルッときた。
いい顔してて嬉しそうだった。
ビリーさんはライヴが本当に好きなんだと思った。
'78年の初来日は逃したものの、'79年の武道館からは欠かさず行ってるビリー・ジョエルのコンサート。
友だちの白バラちゃんと路上にダンボールを敷いて、チケットのために徹夜で並んだこともあった。
前売りの整理券のためなら早起きも苦にならない。
始発の電車を逃さないように、服のまま寝て、いそいそと整理券の列を目指した朝もあった。
客席の年齢層もずいぶん高くなり、50代と思しきオジさまたちの姿が目につく。
「ビリーーーー!」
こういう客席からの呼びかけは、昔から男子の声が多かった。
東京ドームに向かって歩きながら、ずっと頭の中でレフレインしていたのは『ピアノマン』のメロディ。
最後の最後に持ってきたね。
♪ラ~ララ~ リリ ラ~ラ~ ララ~ リリ ラ~~ララ~
サビの部分は客席に。
『ピアノマン』の曲が終わった瞬間、やっぱり叫んでいた。
ビリーさ~ん!ドームから帰ってくる途中、
「いつもより目が小さくなってるよ」
と言われる。
ハーモニカを吹く顔がスクリーンに大写しになって、私はハートからウルウルだったのだ。
<
ioWEB>
- 関連記事
-
スポンサーサイト