高校野球決勝戦を見事に見逃し、肩を落としていたところへ宅配便が。
おぉ、なんと!
「千葉のなし」の箱。
「梨、梨!」
「梨ですねえ。
梨を配達するの今年初めてだなあ。」
宅配便のおにいさんの言葉は、残暑に疲れ、遠い目で秋に思いを飛ばしたかのようだった。
何だよ、何だよぉ!
寂しくなるじゃないかあ!
確実に陽は短くなっている。
ついこの間までは、朝は4時半頃に雀がさえずり始め、朝陽の気配があったというのに、近頃じゃあ、事務所の窓が白んでくるのは5時に近い。
昨夜、神楽坂の銭湯に行く途中の市ヶ谷の土手では、宵っ張りの蝉の声よりコオロギの鳴き声のほうが勝っていた。
日本の夏は短い。
春より梅雨より秋よりも、もっとも苦手な冬の長さに比べて短過ぎる!
「暑い、暑い」と半ば許される文句を言いながら、アッパラパーな薄着でラクできるのは夏しかないのに……。
洗濯物はすぐに乾くし、冷やし中華は美味いし、やっぱりスイカバーを食べたくなるのは夏だから。
頑張れ、夏!
毎年、飽きもせず、8月の中旬を過ぎると夏にしがみつき、
「行かないでくれぇ……」という気分になっている。
ああ、でも、梨はいい。
立派だ!
ステキだ!
大事にいただこう!

Nくん、毎年、ありがとう。
<io日和> <魚の庭> <ゼロ✦プラ>
おぉ、なんと!
「千葉のなし」の箱。
「梨、梨!」
「梨ですねえ。
梨を配達するの今年初めてだなあ。」
宅配便のおにいさんの言葉は、残暑に疲れ、遠い目で秋に思いを飛ばしたかのようだった。
何だよ、何だよぉ!
寂しくなるじゃないかあ!
確実に陽は短くなっている。
ついこの間までは、朝は4時半頃に雀がさえずり始め、朝陽の気配があったというのに、近頃じゃあ、事務所の窓が白んでくるのは5時に近い。
昨夜、神楽坂の銭湯に行く途中の市ヶ谷の土手では、宵っ張りの蝉の声よりコオロギの鳴き声のほうが勝っていた。
日本の夏は短い。
春より梅雨より秋よりも、もっとも苦手な冬の長さに比べて短過ぎる!
「暑い、暑い」と半ば許される文句を言いながら、アッパラパーな薄着でラクできるのは夏しかないのに……。
洗濯物はすぐに乾くし、冷やし中華は美味いし、やっぱりスイカバーを食べたくなるのは夏だから。
頑張れ、夏!
毎年、飽きもせず、8月の中旬を過ぎると夏にしがみつき、
「行かないでくれぇ……」という気分になっている。
ああ、でも、梨はいい。
立派だ!
ステキだ!
大事にいただこう!

Nくん、毎年、ありがとう。
<io日和> <魚の庭> <ゼロ✦プラ>