荷馬車に乗せられた仔牛の歌「ドナドナ」は、ユダヤ人迫害の情景をルーツに書かれたもの、という説がある。
こんなことを知るのも一つの発見。
根っこを探れば意外な真実に行き着くの一例かもしれない。
さて、わたしのドナドナ気分について説明を加えると、これは明らかに煩悩との葛藤である。
わざわざスポーツクラブに通ってまで体を鍛える目的がないとか、これ以上丈夫になって長生きしたらどうするんだとか言いつつ、「少しは運動せなあかん」とも思っている。
これがまったく運動の必要はない!と確信があるなら葛藤は生じない。
つまり、ドナドナくんの正体は、自分に必要なこと、正しいと思うことを優先できない煩悩があるからだ。
今日はスポーツクラブに行く予定。
だが、我がドナドナ煩悩をどう手なずけるかが課題!
見ものですね。
他人事のように言うあたりに、スポーツクラブへの自主性がまだまだ足りないようだ。
それに……、今日は10時から「宮廷女官」があるんだよなあ。
<ioWEB>
こんなことを知るのも一つの発見。
根っこを探れば意外な真実に行き着くの一例かもしれない。
さて、わたしのドナドナ気分について説明を加えると、これは明らかに煩悩との葛藤である。
わざわざスポーツクラブに通ってまで体を鍛える目的がないとか、これ以上丈夫になって長生きしたらどうするんだとか言いつつ、「少しは運動せなあかん」とも思っている。
これがまったく運動の必要はない!と確信があるなら葛藤は生じない。
つまり、ドナドナくんの正体は、自分に必要なこと、正しいと思うことを優先できない煩悩があるからだ。
今日はスポーツクラブに行く予定。
だが、我がドナドナ煩悩をどう手なずけるかが課題!
見ものですね。
他人事のように言うあたりに、スポーツクラブへの自主性がまだまだ足りないようだ。
それに……、今日は10時から「宮廷女官」があるんだよなあ。
<ioWEB>
夕食を早々に6時頃いただき、ソファベッドで熟睡。
ふっと目が覚めたところへ、
「行きますよぉ」
母さんみたいな言い方をするクマさん。
寝起きですぐ行くだなんてグレたい気分だ。
「先に行っていいよ」
そんな返事は相手にされず、何とか支度をして夕方の街へ出る。
引きずられて行ったところは、スポーツクラブだ。
ドナドナド~ナド~ナ~♪
入会したのは9月中旬。
運動不足の解消になるし、シャワーもサウナも使えるということで、クマさんに付き合って入ってしまった。
クマさんは健康のために運動が必要で、入会の目的があるからいいけれど、私はな~んかいまいち目的がわからん。
猛暑が去ってしまえば、シャワーより銭湯のほうが断然いいし、筋肉をつけたいわけじゃなし。
もともと丈夫で長生きしそうなのに、体を鍛えてさらに長生きしたらどうするんだという恐怖心も湧く。
入会したての頃は、もの珍しさでマシントレーニングも楽しかったが、今日みたいにすっかりドナドナが入ってしまうとただの苦痛でしかない。
スポーツクラブのある生活って、シャキッとしたイメージがあるけど、
ドナドナくんは今はダルダルくんでネムネムくんになりつつある。
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ふっと目が覚めたところへ、
「行きますよぉ」
母さんみたいな言い方をするクマさん。
寝起きですぐ行くだなんてグレたい気分だ。
「先に行っていいよ」
そんな返事は相手にされず、何とか支度をして夕方の街へ出る。
引きずられて行ったところは、スポーツクラブだ。
ドナドナド~ナド~ナ~♪
入会したのは9月中旬。
運動不足の解消になるし、シャワーもサウナも使えるということで、クマさんに付き合って入ってしまった。
クマさんは健康のために運動が必要で、入会の目的があるからいいけれど、私はな~んかいまいち目的がわからん。
猛暑が去ってしまえば、シャワーより銭湯のほうが断然いいし、筋肉をつけたいわけじゃなし。
もともと丈夫で長生きしそうなのに、体を鍛えてさらに長生きしたらどうするんだという恐怖心も湧く。
入会したての頃は、もの珍しさでマシントレーニングも楽しかったが、今日みたいにすっかりドナドナが入ってしまうとただの苦痛でしかない。
スポーツクラブのある生活って、シャキッとしたイメージがあるけど、
ドナドナくんは今はダルダルくんでネムネムくんになりつつある。
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都心の11月。
6時を過ぎても外はまだ暗い。
ここらは会社や昼から始まる飲食店の多い場所。灯りがついているのは、この事務所と前の新聞屋くらいだ。
人影のない通り。
月曜の朝はとくに閑散として、街が新たな一週間の起動を待っているかのようだ。
会社員をしていた頃、こんな朝をこの場所で迎えることなど想像もしなかった。
できなかった。
中学に入学した途端、モミクチャの満員電車が当たり前になり、大人になってからは、混みあう地下鉄の扉が開くと、タイムカードを目がけて毎朝走った。まだ、フレックス制の導入など考えられなかった時期だ。
「いつまでこんなふうに走るんだろう……」
全力で地下鉄の通路をヒールで蹴りながら、頭の隅で思っていた。
耳が取れてしまうんじゃないかと思わせる寒風を切って、駅まで自転車をこぎながら、
「こんなことも、いつかは思い出になっちまうんだよ」
毎朝、自分に言い聞かせていた時期もある。
国立の大学通りを走るバスから満開の桜を眺め、
「あんなふうに一瞬でも花開け!」
そう願ってもみた。
花どころか薄茶色の蕾かどうかも知れぬ自分を嫌み、「うだつのあがらないお前なんか!」と自虐の拳を握り締めていたことだってあったのだ。
春夏秋冬、同じ季節がめぐっても、
何も変わらない気分に陥っていても、
一年一年、一日一日、
人は変わっていく。
よくも悪くも変わりながら、
今ここに朝を迎えている。
年々歳々花相似、 歳々年々人不同。
(年々歳々花あい似たり 歳々年々人同じからず)
いつかまた想像のつかない朝がやってくることを楽しみに、今日も始めてみますか!
<ioWEB>
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