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夢の代わりの「月の道」

頻繁に夢を見ていた時期がある。
映画を観るように、夢を見るのが楽しみで、ベッドは極上の特別シートだった。
それがいつの間にか夢を見なくなり、いや、見てはいるのだろうけれど、目が覚めて夢を憶えていることがほとんどなくなって、夢の話ができる人が羨ましい。
「昨日は変な夢だったなあ」
などと聞くと、
「どんな?どんな?どんな?」
と聞きたがり丸出しになる。

以前、「夢の代わりに」という日記を書いた。
そこでも触れているのが、私が強烈に憶えている三大自慢の夢。
1.白鳥座が大きな白鳥になって飛んでいく夢
2.龍の背中に乗って荒川を上る夢
3.でかい宇宙船が窓に迫ってくる夢
これら三つを超えるスペクタクルな夢は未だに出てきていない。
ただ、傾向として、どうもわたしの見る夢はストーリーよりも体感型のビジュアルで訴えてくるものが多い。
それで、夢を憶えていないなら、夢の代わりに自分で見たいものを描いてしまうという手もあるなあ。
そう思って、ぼんやりした頭で夜中にお絵描きしたのが、下の絵「月の道」。

20050424a

わたしはビジュアルでものを考えていることが多い。 言葉で表現するときも、頭に浮かぶビジュアルから言葉に降ろしている、そんな感覚。
じつは、人はみ~んな、そうしていると思っていたら、
「ち・が・う!」
あるとき甚だ(はなはだ)否定されてびっくり!だったことがあるのだけれど、「月の道」のお絵描きから降りた言葉は、
「歩くとザクザク、金銀宝石の屑を踏みしめる音がするのだよ」。

ioWEB

月と花火

20050809(20050611).jpg


仕事帰りに海へ行った。
夕方早々に会社を出て、
友人が運転する車で
三浦半島の荒崎へ向かった。

夏の夕方は、遅くまで空が明るい。
岩場の入り江も、
足元が危ういほど暗くはない。
腰掛けるのにちょうどよい場所を見つけて、
波が、小さく、大きく、
飛沫がかかるほど大きく、打ち寄せるのを楽しんだ。

川でも海でも、
水の動きは、どんだけ見ていても飽きない。

そのうち、水平線の間際に丸い橙(だいだい)を見つけた。
昇っているのか、降りているのか、
夕陽なのか月なのか、
橙に注目していると、
水面を照らしながら海を離れ、
しだいに景色をまあるい月夜に塗り替えた。
空の明るさはすっかり消えて、
群青色の夜に、半熟卵の黄味色ライト。

そのうち、暗い水平線の彼方に赤や黄色の光が弾けだした。
花火……?。
あれは、どこの花火だったのだろう。

月を見にきたのでもなく、花火を見にきたのでもなく、
なぜか夜の海へ行った夏の日の光景。
あんな夕刻ショーは、
あれ以来、見ていない。
あれって、特別な招待だったのかもしれない。

8月の、夏が高まる頃になると思い出す、
月と花火。
あのときの潮の香り……。
深呼吸をしてみるけれど、 光景は浮かべど匂ひは届かず。
会社員最後の夏だった。



🍃 ・・・<🐟 月と花火

io日和> <魚の庭> <ゼロ✦プラ




   

愛しき独房者へ

20020823Z(20020529).jpg

僥倖(ぎょうこう)を得て知ることができた者は、
天の采配の厳しさと優しさに気づくだろう。
気づかぬ者と気づく者のわずかな違いは、
独房の扉を閉ざす鍵と開け放つ鍵、
どちらを使うかの選択にある。

僥倖を得て感謝を覚える者は、
独房に馴染み留まることをしないだろう。
留まる者と留まらぬ者の違いは、
天の采配の意図する流れに
ゆだねて立つか立たないかの選択にある。

あなたがあなたである為に
あなたを創りあげてきたものが、
その独房の扉を固く閉ざし、
己の念で頑なに縛り続ける姿を誰が望もうか。

私を恨むなら怨みたいだけ恨めばいい。
憎むなら憎みたいだけ、嫉妬があればしたいだけ、
あなたが望む分だけ私は傷を受けても癒してみせる。

あなたの恨み辛みをかいながら、
私はここまでわたしを取り戻し、
独房の扉を開ける鍵があることを知った。
愛することの豊かさを得た。

あなたの頑ななパワーを私はいくらでも受けて立つ。
独房だと悟らず、そこが全世界だと主張するならすればいい。
そこに苛まれる姿さえ、わたしは黙って見守るだろう。

あなたがそこにいただけで、私はこんなにも豊かになれたのです。
豊かさを知った私は、あなたの豊かさを願うのです。

たとえそれが誤解の産物だと言われても、
私のハートが力いっぱい主張できるのは、それだけだから。
頑ななエネルギーがあなたを消耗させ、
拳を握って倒れる前に、その手を緩めて開くことを祈るのです。
なぜなら、私に向けるパワーの源が、
天の采配に対する恨みと後悔の念であることを知るからです。

あなたが留まることを誰も望まない。
祈って願う者たちは、
あなたがあなたであるために創りだした独房が
早く壊れてしまえばよいのにと見守っているのです。



🛫・・・<愛しき独房者へ

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 葉月いお

Author: 葉月いお
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―魚の庭― Photo綴り
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